この記事では、ヘッドハンティングの電話が掛かってきてから、先方の社長と打合せするまでの体験談を書きました。

  • キー・ネットワーク / レイノスは大手のヘッドハンティング会社で全然怪しくない。
  • 少しでも今の職場より年収、職場環境を向上させたいなら、話を聞いてみる価値あり!
  • 今の職場で満足していて関わりたくない場合は、はっきり断り続けること。

小さい会社で情報システムや総務部として採用担当も兼ねていた私(ミトス)が、経理担当者が退職したことにより、経理の仕事も追加となり、無事に決算が終わって数カ月が経過した時の事だった。

ミトスさん~、たぶん求人募集の電話~!って感じで、事務からの電話を取り次いだ。

キーネットワーク

突然で申し訳ございませんが、端的に申し上げますと、貴方をヘットハンティングしたい会社がおられまして、ご面談の機会をいただけないでしょうか。

電話番号を聞かれていて、あ~どうやって断ろうか。と思いつつ仕事が忙しかったこともあり、電話番号を伝えて電話を終えた。(まぁ~せっかくの機会だし、どんな感じなんだろう~ぐらいの感覚で。)

その後SMSで、面談の日時を決める流れになるが、キー・ネットワーク株式会社では無く、レイノス株式会社という会社名になっていた。

なんか明らかに怪しそうだな~と思いつつ、グーグル先生に聞いてみたら、他の事例も同じような感じで、キー・ネットワークからレイノスへ繋ぐという形をとっているそう。※キー・ネットワークはレイノスの子会社のようですね。
キー・ネットワーク株式会社 公式サイト
RAYNOS株式会社 公式サイト

面談1回目

面談までの流れは、SMSで日程調整をして、面談をzoomで行うという流れだった。

はじめに、レイノスがどのような会社なのか紹介を聞いてから、どのような企業が私を欲しがっているのか。という内容に移った。どうやら、同業種の会社が経理として私を採用したい。ということだった。

ん?経理で?私そもそも、経理が突然辞めていったから、突如会社の経理をやってくれと言われ、未経験から経理を始めて経験も1年しかないですよ!という状態なのに、ヘッドハンティングなのか!

グーグル先生によると、提携先などの推薦者から紹介をしてもらってスカウトしている感じで、経理になってから1年の私には、思い当たるところは銀行か会計事務所しかない。

レイノスの担当者には、経理の仕事は好きでも嫌いでもない。経理の経験も1年ほどしかなく、元々は情報システムとして仕事をしていてということを伝えたところ、理解していただいて何事もなく面談を終えた。

面談を終えて

面談1回目を終えて、それで終わったと思っていたら1年後に直通で電話が掛かってきた。

レイノス

前回のご面談から1年ほど経過しましたが、状況はいかがでしょうか。社内SEとして、貴方を欲しがっている会社さんがいます。ぜひ、ご面談させてください。

今のところ転職は考えておらず、今のままで大丈夫ですので結構です。

実際、年収はそこそこ貰えているし、仕事のカバー範囲が経理、総務、社内SEと仕事量が許容を超えてしまっていると感じてはいるが、残業は毎月25~30時間ほどで、自分のペースで仕事はできているし期日がない仕事に対して期日を決められているといったことはないので、今のままで良いと思う感情があった。それに転職したとして、転職先で人間関係が上手くいかなければ、どんなに仕事内容や環境が良くても地獄になってしまう。そうなれば元の職場に戻るわけにもいかないし、保守的な考えになるが、そう思っていた。

レイノス

そうですよね。今のところ転職を考えていないのは承知しております。ですが、今後を見据えて一度お時間をいただけないでしょうか。

あ~、はい、わかりました。

ほとんどの方が同じような断り方なのだろう。断り文句を言えば言うほど追い詰められる。熱量もすごくて全然引いてくれない。断り切れず、結局わかりました。と答えてしまった。そして2回目のzoomでの面談となる。

面談2回目

レイノス

ご面談の機会を下さりありがとうございます。早速ですが、社内SEとしての案件をお持ちしました。

レイノス

売上〇〇憶円、従業員数は〇〇名、業種は〇〇の会社で、現在社内SEとしての担当者が定年が近づいていることもあり、引継ぎできる方を探しています。

レイノス

ぜひ、この会社の社長と面談をしてみませんか?

確かに社内SEを本業としての案件は多少魅力的ではありますが、転職を考えてはおらず、今の状況で面談してもお互い時間の無駄になるので大丈夫です~。

レイノス

今のことで無くても大丈夫です、十分承知しております。今後転職される機会があれば、その時のキッカケとなってほしいのです。今後のために一度面談をお願いします。

レイノス

今は好きでも嫌いでもない経理の仕事をされていて、残業時間も多く、はっきり言ってブラックですよね。社内SEとしてのお持ちのスキルを聞いていると、もっとスキルアップできると思うので勿体ないです!

わ、わかりました。

物凄い熱量。結局セールストークに乗せられて断れなくなった!さすがだな~。ロープレとかしっかりしているんだな~と思いつつ。

この面談で、会社名や住所等の基本情報は明らかになりました。どんな会社なのか気になるので、グーグル先生に聞いて面談に向けて事前情報を収集した。

日程が整って、先方の会社の社長と面談へ

レイノス

それでは、先方の会社の社長様も準備が整いましたので繋ぎます。

自宅でオンライン会議をしている様子

面談の流れは、レイノスが司会をしながら進んでいく形で、はじめは先方の会社紹介から始まる。

会社紹介が一通り終わり、レイノスも補足するように社長へ質問しながら情報を広げていく。

その後、私の今までの経歴や持っているスキルなどの自己紹介をしていく。こちらもレイノスから質問が投げかけられ、相手が聞きたそうな情報を引き出していく。


そして、今の会社の社内SEの仕事がどのような内容なのか、現状どのような状態になっているのか詳細な内容へと移っていく。

今はこのような課題を抱えていて、このような状態なのですが、貴方はどう対処できますか。考え方をお聞かせください。というような感じで一問一等の流れで進んでいった。

途中で、先方から年収がいくらだったら。というような話がでてきたが、レイノスからストップが入った。どうやら年収や条件に関する内容は話してはいけないらしい。


最後にお互い質問があるかどうか聞いて、面談は終了した。
先に私は退出することになり、レイノスと先方の会社とで引き続き会議は継続するらしい。

面談が終了して、数十分が経過した頃にレイノスから電話が入る。
先方の会社さんからは、かなり好感を持ったとのことで、ぜひ対面でお会いしたいとのことだった。

私に対しても、どのような印象を持ったか聞かれ、社長様の人柄も良さそうで、仕事内容的にも今までやってきた内容と同じような感じでした。と回答した。(こんな回答をするから、断れなくなっちゃうんだよね。)

会社の社長と対面での面談へ

職場で打合せをしている様子

日程調整を済ませて、先方の会社で面談を行うことになった。

指定時間に会社へ行くと、すでにレイノスの担当者が会社の入り口で待っている。(心配させないように配慮もしっかりしてる)

レイノスの担当者と一緒に会社に入り、社長室へと向かった。

改めて、より詳しい会社の説明や仕事内容、年間休日や有休取得率等の採用条件から、年収についてなどの条件について明らかになっていく。雑談を交えながら、私自身の事も話しながら面談を終えた。

レイノスの担当者と一緒に会社を出て、外でヒアリングを受ける。印象や今の気持ちはどうだったか。
私は、社長様の人柄は良いし、安心して働けそうな職場でとても良い印象でした。今と比べたら年収が下がってしまうので、総合的に判断すると今の会社のままが良いですね~と回答した。

レイノスの担当者からは、ありがとうございます。それでは、この件に関しては、もう続けないほうが良いですね。より良い案件があれば声をかけてもよろしいでしょうか。とやり取りして、今回はスムーズに終わった。

感想・まとめ

先方の会社と面談するまでは、食い下がらず結構しつこい印象だったので、絶対に今の職場から転職する気が無い!という方は、はっきり断って電話番号を絶対に教えないという姿勢を貫く必要があります。電話番号を教えてしまうと、毎回違う電話番号で電話が掛かってくるので、避け続けることは厳しくなります。

もし、少しでも今の職場に不満がある場合は話を受けたほうが、今後の人生は好転するだろうなと思います。とても丁寧な対応で誠実に対応していただきました。費用も一切掛かりません!

今回の面談を終えた後は、とても新鮮な気持ちで、なぜか気分がスッキリした。他の会社の内部がどのようになっているか知る機会も無いですし、今の状況と比較することもできたし良い機会になったなと。私自身も会社では採用担当を兼ねているので、良いところは吸収して、スキルを持った方を費用をかけて採用する場合は、レイノスに声をかけてみようか。とか(笑)

初めて電話が掛かってきた時は、ものすごく警戒してましたが、同じようにブログで記事を投稿してる方の内容がとても参考になったので、私も体験談として書いてみました。参考までにどうぞ!